SIMカードのサイズとは
SIMカードとは、契約者を特定するための情報が記録された小型のICカードです。SIMカード内の情報と電話番号を結びつけて契約者の特定を行い、通信や通話を可能にします。初期のケータイでは契約者情報を端末に記録していましたが、スマホでSIMカードに情報を記録するようになってからは、SIMカードをさし替えれば機種変更が簡単にできるようになりました。ちなみに名前の「SIM」は、Subscriber Identity Moduleの頭文字から取られたものです。
SIMカードを手に入れるには通信会社との契約が必要になります。SIMカードの仕様は国際規格によって定められており、形状やサイズは世界共通です。ただし2022年5月現在、サイズの違いによる3種類のSIMカードが日本では普及しています。そのため端末が対応しているサイズのSIMカードを確認・選択してから、契約するのが望ましいでしょう。
なおスマホとセットの場合だけでなく、SIMカードだけを通信会社から手に入れるケースも一般的になりました。なかには貸与されるだけで、契約解除後はSIMカードを返却しなければならないケースがあります※1。SIMカードは注意して扱いましょう。
- ※1 UQモバイルの場合は返却不要です。ご自身で破棄してください。詳しくは下記をご確認ください。
UQ mobile解約時にSIMカードの返却は必要ですか?
SIMカードのサイズは3種類
すでに紹介したとおり、SIMカードには3つの種類があります。大きさや厚みが異なるため、端末に対応する大きさかを確認した上で利用するようにしましょう。

標準SIMカード(miniSIMカード)
サイズ:25mm×15mm、厚み0.76mm
3種類のSIMカードのなかで最も大きいサイズが標準SIMカードです。国際規格ではクレジットカードサイズのさらに大きいSIMカードがあり、そちらを「標準SIMカード」と呼びます。国際規格上は「miniSIMカード」に該当するサイズが、最初に普及したため日本では「標準SIMカード」と呼ばれるようになったのです。
日本では2008年頃から、3G回線対応のスマホに標準SIMカードが搭載されてきました。しかし4Gや5G※2が主流になった2022年現在では、標準SIMカードを採用したスマホは販売されなくなっています。
- ※2 5Gは一部のエリアで提供しています。詳しくは下記をご確認ください。
対応サービスエリア(UQ mobile)
microSIMカード
サイズ:15mm×12mm、厚み0.76mm
標準SIMカード(miniSIMカード)の次の規格として登場したのがmicroSIMカードです。厚さは変わりませんが、サイズはコンパクトになりました。2010年頃から使われるようになり、2022年現在でも対応機種は普及しています。
nanoSIMカード
サイズ:12.3mm×8.8mm、厚さ0.67mm
2012年頃から使われるようになったnanoSIMカードは、3種類のなかで最も小さいサイズです。前の規格のmicroSIMカードよりもサイズも薄さもコンパクトになりました。ICチップとほぼ同じ大きさまで小さくなっているため、カードの形態としてnanoSIMカード以上は小さくできないともいわれています。