プロバイダーを乗り換える方法
プロバイダーを乗り換えるための手順は下記の3ステップです。
- 1.乗り換え先のプロバイダーを新規契約する
- 2.これまで利用していたプロバイダーを解約する
- 3.ルーターやパソコンの設定をする
手順を1つずつ確認していきましょう。

乗り換え先のプロバイダーを新規契約する
まずは、乗り換え先のプロバイダーを新規契約するために申し込みをしましょう。
各プロバイダーの公式ページなどから手続きが可能です。公式サイト内で利用開始までの流れを確認の上、進めていきましょう。

これまで利用していたプロバイダーを解約する
プロバイダーへの申し込み完了後、利用開始日より後に、現在契約中のプロバイダーの解約を行いましょう。
乗り換え先のプロバイダーが利用開始される前に契約中のプロバイダーを解約すると、ネットが利用できない期間が生じてしまうので、注意してください。
解約方法としては、ネット経由、電話申請の主に2つです。解約方法と解約時の注意事項を確認の上、手続きを進めていきましょう。

ルーターやパソコンの設定をする
最後に、ルーターやパソコンの初期設定を行います。
プロバイダーから郵送される書類に、IDやパスワード、設定の手順などの初期設定に必要な情報が記載されています。書類を確認の上、接続の設定を完了させましょう。
プロバイダーを乗り換えるメリット
プロバイダーを乗り換えるメリットとしては、下記の2つが挙げられます。

月額料金を安くできる可能性がある
プロバイダー毎に料金の設定金額には多少の差があり、プロバイダーの乗り換えで毎月の料金が安くなる可能性があります。
回線自体の契約に比べるとプロバイダーの月額料金自体が高くないため、節約できる金額は大きくありませんが、毎月数百円ほどの節約でも年間で見ると少なくない金額の差になります。
毎月の通信費を少しでも抑えたいと考えている方は、プロバイダーの乗り換えも検討するとよいでしょう。

通信速度が改善される場合がある
IPv6に非対応のプロバイダーから、対応のプロバイダーへ乗り換えると通信速度の向上が期待できます。
IPv6対応のプロバイダーでは、新しい接続方式(IPoE方式)が利用でき、従来の接続方式(PPPoE方式)と比べると通信混雑が回避しやすくなるからです。
自動車が通行する道路に例えると、従来のPPPoE方式では車線が少なく渋滞が起こりやすかったところを、新しいIPoE方式では車線が増えてスムーズに自動車が通行できるようになったイメージです。
プロバイダーを乗り換える場合は、ぜひIPv6対応のプロバイダーを選びましょう。
プロバイダーを乗り換える際の注意点
プロバイダーを乗り換える際の注意点も確認しておきましょう。注意点としては下記の2つです。

解約するプロバイダーのIP電話番号やプロバイダーメールは利用できなくなる
プロバイダーを乗り換える場合、解約するプロバイダーから提供されていた050から始まるIP電話番号や、プロバイダーメールは利用できなくなります。
乗り換え先で新たに電話番号やメールアドレスを取得することになるので注意しましょう。
なお、プロバイダー解約後も継続してメールアドレスを利用できるサービスが提供されている場合があります。
解約後もメールアドレスを残しておきたいと考えている方は、メールアドレスが残せるサービスはあるか確認してみましょう。

解約すると違約金が発生する場合がある
プロバイダーによっては最低利用期間があり、期間内に解約する際には違約金が発生します。最低利用期間の有無や金額を確認の上、解約について検討をしましょう。
なお、乗り換え先のプロバイダーでも違約金が設定されている場合があるので、プロバイダー選びの際には、料金やサービスとともに違約金の有無を確認しておきましょう。