一人暮らしを始めるために「やるべきこと」と「時期の目安」
まずは、一人暮らしを始めるためにやるべきことと時期の目安を確認していきましょう。
やるべきこと | 時期の目安 |
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部屋探し・内見・賃貸の契約 | 引っ越しの2~3か月前 |
引っ越し業者の比較・予約をする | 引っ越しの2~3か月前 |
電力会社やガス会社を契約する | 引っ越しの1か月前 |
転出届・転居届などの各種手続き | 引っ越しの2週間前 |
引っ越しの荷造りをする | 引っ越しの1週間前 |
賃貸の契約、引っ越しの予約、電力・ガスの契約、住所変更のための各種手続き、引っ越しの荷造りなどが一人暮らしを始めるために必要な準備です。
とくに初めての一人暮らしとなると、準備に時間がかかることもあるので、前倒しできるところは早めに進めていくことをおススメします。
やるべきことを整理しながら準備を進めていきましょう。
一人暮らしに最低限必要なもの
一人暮らしを始めるために最低限必要なものも押さえておきましょう。家具、家電、日用品のそれぞれについて必要なものを紹介していきます。

家具・インテリア
最低限揃えておきたい家具としては、下記のものがあります。
- ベッド・布団
- カーテン
- テーブル・椅子
- 照明
寝具として、ベッドや布団は揃えておくべきものです。ただし、ベッドは利用しない方もいるためご自身の希望に合わせて考慮しましょう。ベッドを購入する場合は、設置するスペースを確認した上で、部屋に合うサイズのものを選ぶ必要があります。
一部のケースを除き、基本的に新居にはカーテンがありません。プライバシーの保護や防犯面を考慮し、入居日にはカーテンがある状態にしましょう。
テーブルや椅子も持っておくと、食事や作業の時に便利です。部屋のサイズや用途に合わせて最適なものを選んでいきましょう。
また、物件によっては照明が設置されていない場合もあります。必要に応じて準備をしておきましょう。
家電
最低限揃えておきたい家電としては、下記のものがあります。
- 冷蔵庫
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 冷暖房器具
- 炊飯器
- ドライヤー
冷蔵庫は、一人暮らしであまり自炊をしないなら100L前後のコンパクトなものが候補になります。自炊が中心なら、~250L程度の冷蔵庫を検討するとよいでしょう。
洗濯機は、縦型で安いものであれば2~3万円程度で購入できます。外にものを干せない物件にお住まいの方や、衣類を干す時間がない方は乾燥機能があると便利です。予算に余裕がある場合は、衣類に優しいドラム式も合わせて検討してみるとよいでしょう。
そのほか、電子レンジ、冷暖房器具、炊飯器、ドライヤーなども、揃えておきたいです。必要なものから準備を進めていきましょう。
日用品
最低限揃えておきたい日用品としては、下記のものがあります。
- 調理器具(フライパン、包丁、まな板など)
- 食器
- トイレットペーパー
- ゴミ箱
- 掃除道具(掃除機、雑巾、ゴミ袋など)
- 洗面用具(歯ブラシ・歯磨き粉・ハンドタオルなど)
- バス用品(ボディーソープ、シャンプー、タオルなど)
自炊をする方は、調理器具、食器を揃えておきましょう。また、忘れがちですがトイレットペーパーも必需品です。
引っ越し当日には、掃除が必要になることも多いので、掃除用品やごみ箱は事前に準備しておくと便利です。洗面具やバス用品も生活する上で必須となるので、すぐに準備をしておくとよいでしょう。
日用品を揃える際には、周辺のスーパー・ドラッグストアなどをまとめて確認しておくと、今後の買い物がしやすくなるはずです。初めに日用品を揃えるタイミングでぜひチェックしておきましょう。
一人暮らしの準備をする際の注意点
一人暮らしの準備をする際の注意点としては、下記の2つが挙げられます。それぞれ見ていきましょう。

初めての一人暮らしは最低限必要なものだけ準備する
初めての一人暮らしとなると、何が本当に必要なのか、判断しづらいこともあるかもしれません。どれが必要か判断しきれない時は、まずは最低限必要なものだけを揃えて、生活を始めてみることをおススメします。
生活をしながら必要なものを買い足していくと、不要なものを購入することは少なくなるはずです。
引っ越しの時期は閑散期を狙う
一人暮らしを始めるための準備となると、引っ越しの費用が気になる方も多いでしょう。引っ越しの費用は3~4月頃の繁忙期になると高くなり、6月、10月、1月などの閑散期は安くなる傾向にあります。時期をずらすことができる場合は、閑散期に引っ越しをすることで費用を安く抑えられます。
また、引っ越し費用は、複数業者で相見積もりを取って、比較することをおススメします。引っ越しの費用が気になる方は、ぜひ意識してみるとよいでしょう。
一人暮らしにかかる費用
総務省統計局「家計調査 家計収支編」によると、2021年の単身世代の1ヵ月間にかかる費用の平均額※1は、項目別に下記の通りになっています。

食費 | 38,410円 |
住居 | 22,116円 |
水道光熱費 | 11,383円 |
家具・家事用品 | 5,687円 |
被服・履物 | 4,606円 |
保健医療 | 7,625円 |
交通・通信 | 18,856円 |
教育 | 7円 |
教養・娯楽 | 17,106円 |
その他の消費支出 | 29,251円 |
合計 | 155,046円 |
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上記はあくまで平均で、ライフスタイルや年齢、収入などによっても費用は変わってきますが、大まかな目安として参考になるかと思います。なお、住居の費用については、持ち家、学生寮、社員寮、県営住宅などが含まれ、賃貸のみの平均ではないことに注意が必要です。
生活を始めていくなかで、ご自身のケースでの費用を把握して、費用がかかりすぎていると感じた時には、できるところから節約を考えてみるとよいでしょう。
節約のポイントとしては、下記が挙げられます。節約を考える場合には、ぜひ意識をしてみるとよいでしょう。
- 自炊をする
- お得な電力会社、ガス会社、インターネット回線を契約する
- お得なスーパーやドラッグストアを見つけておく
- 家計簿をつけて支出を管理する
- ※1 参考