引越し先でネットを利用する方法
引越し先でネットを利用するには、いくつかの方法があります。たとえば移転前の自宅で使用していたネット接続サービス(プロバイダや回線事業者)を移転先でも継続して使用する方法があるでしょう。
別の通信会社と新たに契約し直して接続する方法、または引越し先のマンションやアパートに元々インターネット回線が導入されていてそのまま使用できる(別途有償)方法などがほかにはあります。

転移
現在利用しているサービスを継続する

乗り換え
新たに光回線、WiFiを契約する

解約
引越し先で提供されている無料ネットなどを利用する
利用中のネットを継続利用(移転)する
現在利用しているネットをそのまま引越し先に移転する方法です。光回線の場合は、移転のためのお申し込みが必要です。
引越し先に回線が開通していない場合には、引越し先で開通工事も必要となります。ホームルーターの場合は、住所変更の手続きのみで利用できるところが多いです。
ほかのネットサービスに乗り換える
引越しを機に現在利用しているネットを解約して、ほかのネットに乗り換える方法もあります。
ネット回線を別のサービスに乗り換えることで、通信の安定性が改善したり、月額料金が安くなったりする可能性があります。
通信や料金に満足しきれていない部分がある場合は、引越しを機に乗り換えることを検討してみると良いでしょう。
現在利用しているネットを解約して、引越し先で提供されているネットを利用する
引越し先の賃貸住宅に、無料で使えるネットが提供されている場合には、現在利用しているネットを解約し、引越し先で提供されているネットを使うのも選択肢のひとつです。
ネット回線が無料で利用できる分、毎月の固定費は大きく節約できます。
同じプロバイダ・回線を継続利用(移転)する場合の手続き
引越し先でも現在と同じプロバイダや回線との契約を継続したい方もいるはずです。下記のような点を確認しながら手続きを進めていきましょう。
引越し先で回線設備が導入済みか確認する
集合住宅に引越しする場合、すでに回線設備が導入されている可能性があります。管理会社や管理人に確認して、回線事業者の名前や回線の種類を聞いてみましょう。
またプロバイダや回線事業者に問い合わせたら、引越し予定先に回線を導入しているかを教えてくれる場合もあります。
プロバイダに引越しの旨を伝える
同じプロバイダと契約を続ける場合は、引越しの旨を伝えましょう。引越し先の住所や建物の形態を伝えて、対応エリア内か・契約中のプランから変更があるかなどを確認しておくのがおススメです。
引越し先でも契約継続が可能そうであれば、連絡をいれて正式に引越しの手続きを進めましょう。あらためて引越し先の住所などを伝え、移転希望日の調整を進めていきます。
宅内機器を一旦返却するのか・そのまま持って行くか、くわえて回線事業者への個別連絡が必要かも合わせて確認しましょう。また対象エリア外であれば解約になります。プロバイダの案内に従いましょう。
回線事業者に引越しの旨を伝える(プロバイダと別の場合)
プロバイダと回線事業者が別の場合は個別での連絡が必要です。
現在利用中の電話番号・契約者の名前・引越し先の住所および建物の形態・引越し元での最終利用日などを伝えましょう。引越し先での回線工事日の話になったり、建物の形態によってはプランの変更が発生したりするかもしれません。
スケジュールの確認や事前にホームページなどで情報をチェックしておくのをおススメします。あわせて宅内機器をレンタルしている場合は返却の要・不要も確認しましょう。
現在のプロバイダ・回線を解約する際の手続き
プロバイダや回線事業者を解約する場合に必要な手続きも確認しておきましょう。
プロバイダや回線事業者に解約の旨を連絡する
解約する旨をプロバイダや回線事業者に伝えましょう。プロバイダを介して回線事業者と契約している場合は一社だけの連絡でかまいません。別々で契約をしていたら、それぞれに連絡を入れましょう。
事前に契約内容がわかる書類などを準備しておくと、登録情報などを聞かれた時にスムーズに受け答えができるのでおススメです。
契約解除料がかかる条件や金額を確認する
契約期間途中や更新月以外での解約となると契約解除料が発生する場合があります。
初期工事の費用を分割で払っていたら、残金の清算を求められるでしょう。プロバイダに連絡すれば、契約解除料が発生する条件や金額を確認できます。
新規のプロバイダ・回線と契約する場合の手続き
新規のプロバイダや回線事業者と契約する場合は、サービス内容や料金体系の比較から始めなければなりません。下記手続きを行いましょう。

新しい回線事業者を選ぶ・申し込む
回線事業者によって、契約できるプロバイダが異なります。そのためまずは回線事業者から選びましょう。
下記のような点に着目して各社を比較するのがおススメです。契約先が決まったらホームページなどからお申し込み手続きを進めましょう。
- 回線の種類
- サービス内容および契約可能なプロバイダ
- 利用可能エリア
- 料金体系
プロバイダを選ぶ時のポイント
プロバイダ選びに悩む方もいるでしょう。選ぶ時のポイントも下記にまとめました。回線事業者を選ぶ時に料金の話はセットで出てくるかもしれません。ほかにも下記のようなサービス面を比較するのが重要です。
- 最新で高速な通信設備(インフラ)を導入しているか(「IPv6(IPoE)」を採用しているか)
- ホームページやメールだけでなく、電話でも連絡できるか
- メールアカウントを無料で取得できるか
- 接続のアシストや初心者向けのガイダンスなどのサポートサービスがあるか
- メールボックスの容量は無制限か
- 料金体系
- ブログやクラウドなどの無料もしくは割引利用が可能か
- WiFiルーターなどの宅内機器の貸し出しがあるか